音楽大学の学生と仲良くなりました

最終更新日 2024年12月20日 by biburi

小さい頃から本を読むことが好きだったので、大学では専門的な勉強をしたいと考え、文学部に進学しました。

しかし大学の講義が想像していたより面白くなかったので、他の趣味を見つけたほうがいいと考えるようになりました。

そんなとき、通学中に学生がチラシを配っていて、そこにはガーデニングサークルの詳細が書かれていました。

実家では祖父母が専業農家をしていたので小さいときには野菜を収穫したり、苗を植えることのお手伝いをしていましたが、実家を離れてからは植物に触る機会がありませんでした。

実家にいるときは農業のお手伝いは面倒くさいと考えていましたが、都会で暮らすようになると、自然に触れることに懐かしさを感じるようになったので、ガーデニングサークルに入会することにしました。

入会した後、活動場所を案内してもらいましたが、大学の構内に大きな畑があったので驚きました。

大学側に許可をもらって、ＯＢの人達が何もなかった場所を耕して立派な畑にしたということでした。

今ではかなり広い面積になっていて、沢山の野菜を栽培していますし、畑の周辺には果樹を収穫できる木が沢山植えられています。

大学では複数の学部があるので、それぞれの建物がありますが、建物の裏側部分に位置しているので学生でも知らない人が多いということでした。

サークルに入会すると、当番制になっている水やりや雑草とりに参加をすることになります。

そして新しい苗や植物を植えたいときには、計画表を作成して月に１度の会合で発表し、是非を問うことになっていました。

かなり本格的に園芸を行っているので、やりがいがあると感じました。

収穫できた野菜は、大学の購買で販売していますし、種から育てた花については学園祭で一般向けの格安で販売することになっていました。

私もサークルのメンバーとして、野菜をしっかり育てて綺麗な花を咲かせたいと考えたので、頻繁に畑スペースに顔を出し、害虫駆除や水やりに勤しむことにしました。

夏の水やりは暑いので大変でしたが、終わると日陰スペースでアイスクリームを食べながら休みます。

休憩中に、隣にある音楽大学の生徒がやってきて、日陰スペースで練習をしていました。

外で演奏をすることがあるので、音の響きを確認するために外での練習も欠かさないそうです。

涼しいところで美しい音楽をきくことができるのは最高の気分で、自然と音楽大学の学生とも仲良くなり、綺麗に育てた花を差し入れするようになりました。

最終更新日 2024年12月20日 by biburi 小さい頃から本を読むことが好きだったので、大学では専門的な勉強をしたいと考え、文学部に進学しました。しかし大学の講義が想像していたより面白くなかったので、他の趣味…