ユニセフが提供するユニセフ支援ギフトとは
- by biburi
- Posted on 2020年12月4日
最終更新日 2024年12月20日 by biburi
国連機関の国際連合児童基金でおなじみのユニセフは、事業の一環としてユニセフ支援ギフトを提供しています。
これは従来の募金に代わる支援方法の1つで、途上国の子どもたちに物資を送るという取り組みです。
現金を募金するやり方と異なり、より目に見える形で支援が行えますから、予算に合わせて何をどれだけ送るか決めることができます。
例えば手洗い用の石鹸だと、1セットに300個が含まれていて、これを選び代金を支払うと支援を求める途上国に送られます。
金額が明確で個数も事前に分かりますから、直感的にいくらのお金でどれだけの子どもを支援できるか理解した上で、支援するかどうか決められます。
目次
まとめて数百人の子どもの命を救える可能性がある
ユニセフ支援ギフトには他にも、汚れた水を綺麗にする浄水剤や脱水症から命を守る経口補水塩、栄養治療食に治療用ミルクなどがあります。
いずれも手頃な価格で支援を行えますし、まとめて数百人の子どもの命を救える可能性がありますから、金額に対して非常に価値ある内容だといえるでしょう。
単価を抑え、限られた予算でもより多くの子どもに支援が行き渡るように工夫が行われているので、とても優れた費用対効果に期待できます。
日本だと蛇口をひねれば綺麗な水が出てくるのが当たり前ですが、海外の特に途上国では未だに汚れた水で生活している状況です。
水道が整備されている国や地域はまだ良い方で、水道すらない場所も珍しくないです。
このような環境では衛生状態が懸念されますし、ひと度感染症が発生すると被害が拡大するので大変です。
浄水剤1錠で4~5リットルもの水を飲めるように綺麗にすることが可能
ユニセフ支援ギフトで送ることのできる浄水剤は、1錠で4~5リットルもの水を飲めるように綺麗にすることが可能です。
それが1万錠の1セットですから、最大で5万リットルの水が綺麗になることを意味します。
金額的に大したことはありませんが、途上国の子どもにとっては命や希望に繋がる支援となります。
やはり水は生命の源で生活の基本となる資源ですから、そこがまずしっかりしているかどうかが肝心です。
日本を始めとした先進国は、上下水道が行き届いているので、水の供給や衛生状態を懸念することはまずないです。
つまり安心して暮らせますし、少なくとも水を理由に命を落とすことはあり得ないわけです。
先進国だと考えられない環境で生活する子どもたちの支援
ユニセフ支援ギフトが目的としているのは、先進国だと考えられない環境で生活する子どもたちの支援です。
支援がないと命に関わることになったり、将来の希望よりも明日の心配の方が大きい子どもたちが主な対象です。
ギフトのラインナップに目を通すと分かりますが、どれも衛生や栄養に関係する基本的なものばかりです。
石鹸は日本であれば当たり前のように手に入りますし、選択肢が豊富で価格な手頃な商品も珍しくないです。
ところが、途上国では安定した供給に期待するのが難しく、支援がなければあっという間に枯渇してもおかしくないといえます。
特に、世界的な感染症が命のリスクになっている状況ですから、石鹸1つの重みが以前よりも増しています。
途上国の子どもたちは水や栄養の摂取すらまともに行えていない
経口補水塩は深刻な下痢症脱水症、栄養治療食は命に関わる栄養不良、治療用ミルクは重度の栄養不良の治療を目的とします。
これが何を意味するのかといえば、途上国の子どもたちは水や栄養の摂取すらまともに行えていないということです。
1人1人支援は僅かでも、ユニセフ支援ギフトを購入して支援すると、多くの子どもたちが渇きや飢えから救われます。
栄養状態の改善には手頃な微量栄養素パウダーがありますし、経口ポリオワクチンやはしかワクチンを選べば、命を落とすリスクが減って未来に繋がります。
母親が接種する破傷風ワクチンは、生まれたばかりの赤ちゃんも守ることができるもので、手頃なのに1セットで300回分もの支援をすることが可能となっています。
ワクチンを無駄にしない為に、ワクチン用の保冷箱も用意されていますから、こちらを購入して支援するのもありです。
更に、寄生虫を駆除する虫下しや教育に役立つ学用品のセット、場所を選ばず幼稚園や保育園の活動ができるセットもあります。
HIVエイズの簡易診断キットに、健康と安心安全を守れるテントや毛布、依然として致死率の高いマラリアの治療薬も選べます。
まとめ
途上国を支援するとなると、個人単位では難しく断念せざるを得ませんが、ユニセフが支援の気持ちに応えて代わりに支援物資を届けてくれます。
募金で済ませる手もありますが、ユニセフ支援ギフトだと贈り物という形に変えて支援できるので、誰かの助けになる実感が得られます。
支援といっても難しく考える必要はなく、プレゼントしたいものを選んで購入するセット数を決めて、後は代金を支払うのみと簡単です。
金額には、物資の調達費用や輸送費など全ての費用が含まれていますから、後々追加費用などの支払いは不要です。
成果は数字で報告されますし、何処に何がいくつ送られたかも公表が行われるので、募金よりも実感できる取り組みができます。
最終更新日 2024年12月20日 by biburi 国連機関の国際連合児童基金でおなじみのユニセフは、事業の一環としてユニセフ支援ギフトを提供しています。 これは従来の募金に代わる支援方法の1つで、途上国の子どもたち…