株式会社アトックスが持つ強みとは

by biburi
Posted on 2021年8月30日

最終更新日 2024年12月20日 by biburi

株式会社アトックスは放射性物質の関連業務や原子力発電所の保守管理を行う企業であり、1980年(昭和55年)に設立され本社は東京都港区芝4丁目11版3号の芝フロントビル、従業員は令和2年3月31日現在で1,668人となっています。
株式会社アトックスの始まりは1967円(昭和42年)であり、株式会社ビル代行に原子力関連作業部を設置し、1980年(昭和55年)になるとビル代行原子力本部を分社化、株式会社原子力代行を設立しました。
1993年(平成5年)には株式会社アトックスに商号を変更して、2000年(平成12年)にはISO9001を取得し2014年(平成26年)には本社を東京都港区芝に移転し現在に至ります。

1 原子力関連施設のメンテナンスを草創期から手掛ける
2 アトックスの基盤は技術と人材の2つで成り立っている
3 環境とエネルギーの課題解決に寄与し、社会の発展と社員の幸せに貢献する
4 株式会社アトックスの主力事業
5 まとめ

原子力関連施設のメンテナンスを草創期から手掛ける

株式会社アトックスは、原子力関連施設のメンテナンスを草創期から手掛けており、現在まで半世紀に及ぶ技術の蓄積が最大の強みとされ日本各地には事業所と営業所を設けることで現地に寄り添う原子力施設のメンテナンスサービスを行うことが出来ます。
この分野で総合エンジニアリング企業へと成長しており、リーディングカンパニーとしても注目され、長年の研究開発で培われた放射線技術のノウハウは医療分野でも幅広く取り組まれていることも特徴の一つです。
現在は健康管理に役立つとされる、高度な機器の実用化に向けた開発を積極的に進めています。
核医学の分野でも参画しており、技術力を生かした高感度かつ低コストの頭部専用小型PET装置の実用化に向けた開発や研究も進めているなど、社会で広く役立つ企業としてのチャレンジを続けていることも株式会社アトックスの強みだと評価されています。

アトックスの基盤は技術と人材の2つで成り立っている

幅広い分野で活躍しているアトックスですが、企業として常日頃から大切にしていることやお客様からの信頼を得ている理由は、創立から現在まで数多くの現場に直接行き培ってきた確かな技術力の確立と、研究に加えて高いスキルを備えている人材を育てていることにあります。
実際にアトックスの技術開発センターでは、日々様々な新技術の開発に日々取り組んでいますし、企業としての最大の財産である人材の育成についても充実した教育研究を行い、資格取得を含めたスキルアップ組織全体でしっかりサポートしていることも特徴の一つといえます。
アトックスの基盤はこの技術と人材の2つで成り立っており、この2つのレベルをしっかり引き上げることを組織全体でサポートすることで、お客様に向けてさらなる高品質のサービスを提供することが可能になっています。

環境とエネルギーの課題解決に寄与し、社会の発展と社員の幸せに貢献する

そしてアトックスの企業理念は、「環境とエネルギーの課題解決に寄与し、社会の発展と社員の幸せに貢献する」ことです。
原子力施設から放射性物質による汚染の除去業務を受託するのは、民間企業として初めてであり以来ずっとこの分野で高い信頼を得ていることが実績です。
原子力施設の総合的なメンテナンス技術を半世紀にわたって築いたことにより、常に高品質のサービスを提供していきます。

株式会社アトックスの主力事業

株式会社アトックスの主力事業は主に原子力発電関連事業と、原子燃料サイクル関連事業、福島復興事業やドローンを用いた高線量箇所の線量調査や空撮となります。

原子力発電関連事業

主力事業である原子力発電関連事業は、放射線管理から施設管理、各種設備工事や放射性廃棄物処理、清掃・除染など多岐にわたります。
原子力発電所の廃止措置に至るまで、原子力発電所に関わってくる保守業務や管理業務を総合的に提供しており、原子力で最も大切だと考えられている安全性を守ることを使命とし、安全性の向上を目的とする機器や装置を用いて作業を行います。
放射線の管理では約600名の放射線取扱資格者が原子力施設で業務にあたり、電力会社や機器メーカーといった関連会社でも従事している実情があります。

原子燃料サイクル関連事業

原子燃料サイクル関連事業では、燃焼再処理施設の運用・メンテナンスに加えてウラン濃縮施設のメンテナンス、放射性廃棄物埋施設や中間貯蔵施設の維持を行います。
ウラン濃縮施設においては、ウラン濃縮工場設備管理補助や廃品回収槽内点検、廃水処理設備点検を実施する業務にあたります。

福島復興事業

福島復興事業では、福島第一原子力発電所の廃炉事業にもアトックスは大きく関わっており、長年の経験とノウハウを活かすことによって、廃炉事業に貢献している実情があります。
東日本大震災以降、発電所内の廃水処理装置の運転と保守をはじめとした放射線管理や環境改善業務を行い、「福島復興」を企業の最優先課題の一つに位置づけています。
福島というかけがえのない地域の復興の確かな一助を担うことが大事な役割であり、福島県内の汚泥処理施設や浄水センター、放射線管理業務や対策地区内の廃棄物処理を行うことで、福島復興支社・富岡倉庫は地域のニーズに応えています。