商社はこれから業務転換が必要
- by biburi
- Posted on 2018年6月22日
最終更新日 2024年12月20日 by biburi
目次
今後の商社が向かう先
商社はこれから業務転換が必要になると考えたほうが良いでしょう。
理由はネットが普及したことでネット社会となる事が確実だからです。
これまでの商社の実績というのはこれによって無くなってしまう事になるのかもしれません。
だからといって、この流れに逆らうという事をしても無駄です。
理由はもうネット無しでは世界が成り立たないぐらいに普及してしまいましたから、これに逆らってもどうしようもありません。
後はこれをいかにうまく使うのかという事を考えるしか無いわけです。
これまでは商社は商品やサービスを仲介するという仲介ビジネスをすることで成長して来ました。
どこの会社も個人もここを通さなければ欲しいものが手に入らないので、そうするしかなく、商社はここで商品が動くたびに手数料のようなものを獲得することで大きな利益を獲得するという事をしてきたわけです。
それがネットの出現によってダイレクトに欲しいものを指定して獲得するという事が出来るようになったというわけ。
これがいかに大きな意味を持つことなのかはわかるでしょう。
この流れを止めようとしても無駄という事も理解できるはずです。
仲介ビジネスによってマージンを獲得していた会社
何しろ世界はこうしたツールがあるという事を知ってしまいましたから、この便利さが当たり前という認識になりました。
そうなると仲介ビジネスによってマージンを獲得していたところは悪というような存在にすらなりかねないような事態になっているという事がわかるはずです。
ネットがある今ではこれだけ安く商品やサービスが入手できるのに、それまではこの仲介ビジネスをしてぼろ儲けをしていたところがあったので、不当に高い値段で買わされていたという事に気づいてしまったというわけ。
仲介ビジネスはそういうものですから、それが当然なのですがネットという前代未聞のとんでもないツールを手に入れた人たちは、これが当たり前だと感じるようになりますから仲介ビジネスをする人を締め出していく事をかんがえるようになります。
というよりは高いものは買わなくなるので自然と利用しなくなるというように言ったほうが良いかもしれません。
それがどういう意味を持つのかは商社に勤める人であれば分かるでしょう。
もう用無しの存在になっていくということを意味することになります。
自分たちが価値のあるものを生み出していくということをする必要がある
そうならない為には、これまでに蓄えた資本を使って自分たちが価値のあるものを生み出していくという事をしなければなりません。
即ち大きな業務転換をするしかないというわけです。
ネット社会では仲介ビジネスは成り立たない。
何しろ消費者と供給者がダイレクトに話をすることが出来るのがネットの魅力ですから、間に余計なものが入ってくるのは邪魔で仕方がありません。
最近では自動的に外国の言葉を翻訳するようなツールも登場して、ますます世界の商品が様々な国に行くことになると考えられてもいるところです。
このような状況下で仲介というモノは必要ないわけですから、後は自分で価値を作ってそれを活かすという事を考えなければなりません。
幸いな事にお金はいっぱい蓄えたわけですから、今度はそれを活用して様々な産業を自ら作り出すという事をしていくと良いでしょう。
これまでのビジネススキルを活用して経営塾というような事を考えても良いかもしれません。
既にスーパーや百貨店というようなところが駆逐された
とにかくすぐにでもこうした業態の変化をしないとネットの影響によってたちどころに駆逐される存在となる事は確かです。
既にスーパーや百貨店というようなところが駆逐されたように、今度は商社というような物もそのターゲットとなると考えなければなりません。
ネットの場合はターゲットになるというのではなく、既にビジネスの場から掘り出させるというように考えたほうが良いかもしれない。
そんな値段では買う人はいないよということで、全ての人か総スカンを食らうというような事になると考えると分かりやすいかもしれません。
ネット社会はとてつもなく厳しい社会で、一円でも簡単に比較されて、高ければ利用されなくなるという選択をされてしまいます。
ということは仲介ビジネスなどで不必要な費用が掛かっているような商品はすぐに見向きもされなくなるという事で、こうした商品は全く売れないという事で、市場から姿を消していくわけです。
まるで今のスーパーや百貨店で起きている現象と同じことが起きると考えなければなりません。
これだけ危ないという事を言えば、今の立場がどれぐらい危ないのかという事が分かってくるはずです。
ネット社会はとんでもないスピードで劇的に進化が進む社会でもある。
スーパーがあっという間にネットに市場を奪われたように、利用者はすぐに便利なモノに飛びついてしまうという傾向が顕著に出ます。
何しろ情報が一瞬で飛び交う世界ですから、何かを考えている間に事態はとんでもない方向に進んでしまうのがネットの特徴でもあります。
それには良い面と悪い面もありますが、これからはネットを中心として時代が動くことを覚悟しなければなりません。
最終更新日 2024年12月20日 by biburi 目次1 今後の商社が向かう先2 仲介ビジネスによってマージンを獲得していた会社3 自分たちが価値のあるものを生み出していくということをする必要がある4 既にスーパー…